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旧満州国旅行記(哈爾濱〜ウラジオ国際列車乗車記録)
暴動が起きていた。2005年4月のことである。
愛国無罪を旗印に、日本の国連常任理事国入り、小泉総理の靖国神社参拝、歴史教科書問題などに不満をもったらしい人民が、日本企業や料理店を破壊、さらに大使館をも攻撃した。
テレビは連日その様子を放送していた。
私が中国にいく1ヶ月前である。
ま、だいじょうぶだろう。
航空機,ホテル,列車のチケットはすべて手配していた。
いま中国に行くことに不安がないわけではなかったが、暴動は中国のいくつかの都市であっただけで全国的なものではない。
それにこの暴動、個人が日本人憎しで攻撃してくるものでなく、みんなで渡れば怖くない的なお祭り的なようなものように思えた。
そもそもデモに遭わなければ問題はないし、遭っても近づかなければ問題はない。
ということで、出発を決めた。
行先は中国東北部。かつて満州国と呼ばれたところである。
五族協和の王道楽土を理念とした国家が存在したところ。
戦前の日本人が夢をいだき進出、開拓、開発したところ。
当時とまったくちがった姿となっているはずだが、それでも満州をぜひこの目で見てこようと思った。
旅行の日程・コースは次の通りとした。
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4月29日(金) |
成田→大連 |
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4月30日(土) |
[滞在:旅順往復] |
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5月1日(日) |
大連→瀋陽 |
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5月2日(月) |
[滞在:桴往復] |
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5月3日(火) |
瀋陽→長春 |
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5月4日(水) |
長春→哈爾濱→ |
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5月5日(木) |
→ |
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5月6日(金) |
→ウラジオ |
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5月7日(土) |
[滞在] |
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5月8日(日) |
ウラジオ→新潟 |
大連からはいり、旅順に行き、かつて奉天と呼ばれた瀋陽、かつて新京と呼ばれた長春を訪れ、哈爾濱からロシアのウラジオストックに抜けるルートである。
さて、本旅行記のタイトルは「旧満州国旅行記」とあるが、公開できているのは哈爾濱〜ウラジオ国際列車乗車区間のみである。
これは時間がなくて書けていないということもあるが、旅行計画時いろいろ調べた際に、中国東北部の旅行記は沢山あるのに、この国際列車区間の情報が少なかったということから、それならばと、ここから書きはじめたことによる。
国際列車以外のところは、そのうち書こうと思うが、それがいつかは未定である。
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